40歳からダンスを始めたら、人生変わった。(2)

前回の記事はこちら。

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あたりまえだが、何も知らない、できない状態から始まる。

というわけで、ジャズダンスを40歳から始めることになった僕。

教室に入ると見事に女性しかいません。

そして、教室が始まるとまず柔軟から始まるのですが、その時点で汗びっしょり。

これは疲れではなく、どちらかというと「痛み」によるもの。

使っていない筋肉を伸ばすことによって、きしむ感じがするんですよね。

それこそサビついた金属を無理やり動かそうとすると、ギギギッってなるじゃないですか。

あの感じが自分の体の中で起きるわけです。「いでででっ」てなります。

そこから先も、片足でくるっと回ろうとすると足首がグキってなるし、

右足と左足を間違えるし、リズムは取れないしで、まぁ、散々なわけです。

あたりまえですが、なにもできない状態から始まるんですね。

「最初からできない」のがあたりまえだと周りもわかっている。

その後も数ヶ月に渡っていわゆる「ほぼ何もできない」という状態が続くわけです。

それでもなんとか僕が続いたのは、ダンス教室の他の生徒さんたちが、

僕が下手であることに対して特に気にしていない感じを受けたんですね。

「最初からできる人なんていない。むしろ、40歳からダンス始める方がエライ。」

的なノリで接してくれるわけです。

逆に、そこで僕は気づくわけですね。

だれもが最初はできなかった。

でも、ここにいる人はダンスが好きだから続けられるし、僕にも優しい。

「好き」になることがまず大事なんじゃないかと。

そこからは、ダンスそのもののことを知るために、ダンス教室の方々とよく会話したり、

ネットでダンスのことを調べたりする時間が増えていったのです。

(続きます。)

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