「食えるスキル」を獲得するには、本に書いてあるフツーの知識だけじゃ全然足りない。




酒井
こんにちは。クオリティを上げるために修羅と化す。在宅フリーランスのサカイです。

今では、

フリーランスとしてパソコン一つでデキる「ウェブ関係のお仕事」で家族を養えている僕ですが、

ここにたどり着くまでには、本当にフツーじゃない選択がたくさんありました。

その中の一つが、

今やっているような「ウェブで食べていく」ことを目標にすると決めた時。

今日は、「食べていけるウェブのスキル」を得るまでに何をしてきたのか。

デザイン会社で働いていた時の経験をもとに解説していこうと思います。

フツーではないことその1)時間を無駄にしたくないから、学校を中退した。

インテリアの専門学生だったころから、

ずっと「時間と場所に縛られない暮らし」に憧れがあった僕は、

たまたま学校のカリキュラムに、ほんの数時間だけあった

「ホームページ制作」の授業で衝撃を受けました。

まさしく、パソコン一台あれば、どこでも働ける仕事だったからです。

その授業を受けおわった次の日には、当時通っていた専門学校を辞めて

「都内のウェブデザインの会社」への就職活動を始めていました。

もちろん、ウェブのスキルは「ほぼゼロ」。まったくの素人の状態です。

もちろん、専門学校の先生たちには、

専門学校の先生
「卒業まで待ってもおそくないんじゃないか?!」

と止められました。

でも、その時、僕は思ったんです。

酒井
「インテリアの学校を卒業しても、ウェブで食べていく技術は一切身につかない。」

と。

当時、僕は一度社会にでていたこともあり、

すでに「27歳」という年齢でした。

時間を無駄にせず、最短ルートでいくためには「学校を中退する」という方法がベストだったんですね。

フツーではないことその2)不採用の通知をもらったのに「泣きの一回」をお願いした。

しかし、「未経験の27歳」がカンタンに採用されるほど、

ウェブ業界は甘くありません

大企業から中小企業まで、

ありとあらゆるウェブ制作会社に履歴書を送りましたが、全然ダメ。

….1社を除いて。

そこは、ほぼ採用される人が美大か芸大出身という、一番ハードルが高そうな会社でした。

僕はそこに「ウェブデザイナー」としてではなく、

「ウェブディレクター」として願書を出したところ、最終面接まで残ったのです。

ただ….

最終面接の結果は「不採用」でした。

電話で採用担当の方からそれを告げられた後、一旦は電話を置いたんですが、

酒井
「これで終わっていいのか、俺?「チャンス」を掴んだら死んでも離すもんか!という覚悟でやらないと!。」

と、思った僕は、

あろうことか、

たった今、不合格通知をもらった会社に再度折り返しの電話をしました。

そして「泣きの一回」の面接をお願いしたのです。

その結果、

なんと「バイト」として採用していただけることになったのです。

フツーではないことその3)みじめな「シュレッダー係」を自分から進んでやった。

なんとか、「Web制作」の現場に入り込めたまでは良かったのですが、

そこからが….本当にしんどかった。

何が辛かったって

現場で、僕が「途方もなく役立たず」だったと何度も思い知らされたのです。

今だから笑って話せますが、

いわゆるデザインの「デ」の字も知らなかった僕は、

依頼された仕事、全てを失敗しました。

そこで働くスタッフは全員忙しく、徹夜作業が日常です。

仕事を一から教えてもらえるチャンスは、ほぼありません。

デザイナーさんとの会話もままならず、

お客様の御用聞きもできず….

最終的に僕の定位置は「シュレッダーの前」になりました。

というより、自分ができることはこれくらいだと思ったんです。

毎日、スタッフさんが書いた膨大なラフの没案などをひたすらシュレッダーするのです。

これが、本当に惨めだった…。

今でも思い出すと胸がグッとなります。

ただ、

実は面倒なシュレッダーを進んでやってくれると言うことで、

いろんな部署の方と雑談をする機会も増えたんです。

そこで本当に少しずつ知識が増え、

半年経つ頃には、新しいプロジェクトに見習い(正社員)として参加できるようになったのです。

フツーでないことその4)クオリティを上げるために、すすんで徹夜作業をした。

チームの中に入ってからも大変でした。

何より、「質」が高いデザインと言うのは、本当に細部にこだわるんです。

ぱっと見わからない文字のズレや、左右の幅のバランスも、

できるデザイナーさんがみると一瞬でわかります。

そして、

細部にこだわればこだわるほど、時間はあっという間に過ぎていきます。

何より驚いたのは、

あるデザイナーさんが終電前に、納品期限間近の「99%」出来上がっていたデザインを、

自分の手で画面から全消去した瞬間をみた時です。

あまりにビックリして、

酒井
「え!それ消したら、間違いなく終電、間に合わなくなりますよ!」

と、言った僕に、

すごいデザイナー
「一旦作ってみて、大体のイメージがついたから、もう一回精度上げて作り直そうかとおもってね。」

これ、聞いた時に、本当に衝撃が走りました。

酒井
(この人は、終電よりも、クオリティのほうが大事なんだ。)

僕もこの経験から、

クオリティが低いものは出さない。出すくらいなら徹夜」を心に刻み込むようになりました。

【結論】自分が一番、「しんどい」方法を選ぶ。それが最終的に「食えるスキル」になる。

「しんどい方法」は、誰もが避けたいと思いますよね。

ただ、

実はこの「しんどさ」に大事なものが詰まっていたりします。

先日NHKのプロフェッショナルで「宮崎駿」さんが特集されていたんですよ。

その時も、同じようなことを言っていました。

何度も書いたり消したり、試行錯誤の「めんどくさい」をすることで、本当に大事な本質が見つかるんです。

しかも、それは自分の手で探り当てた「実感」がともないます。

こうやって得た知識や技術は、カンタンには忘れません。

これを積み重ねると「食えるスキル」になっていくんですね。

食える人間になるためにフツーじゃやらない面倒なことを一生懸命やっていきましょ!